macユーザの相良です。GWに某ハードオフで格安のジャンクmacを手に入れたので、最新macに負けない使い心地にしようと無理やり解像度を上げてみたのでその手順を書いていきたいと思います。
現在使用しているMacBook Air 13インチ(Early 2015)は、最大解像度が1440 x 900のため13インチにしては情報量が少ないので、無理やり解像度を上げて情報量を多くしてみました。
以下の方法だと、SIPをオフにすることなく作業が可能なため、セキュリティ的にも安全かと思います。ただ、Apple的に推奨された使い方ではないので、いつでも戻せるようにしておくようにバックアップなど準備はしておいた方が良いかと思います。
/System/Library/Displaysを/Libraryにコピーする。
/System/Libraryはセキュリティ上、Big SurになってからSIPの無効化をするだけでは、ファイルの編集が着ないようなので、/Library下にコピーして作業をすることでSIPを無効化する必要もないようです。
$ sudo cp -R /System/Library/Displays /Library/
設定を記載するファイルを調べる
以下のコマンドを使用して解像度設定を記載するファイルを名を調べます。
$ ioreg -lw0 | grep DisplayVendorID
| | | | | “DisplayVendorID” = 1552
$ ioreg -lw0 | grep DisplayProductID
| | | | | “DisplayProductID” = 40987
$ printf ‘%x %x\n’ 1552 40987
610 a01b
以上のことから設定ファイルは、以下となります。
/Library/Displays/Contents/Resources/Overrides/DisplayVendorID-610/DisplayProductID-a01b
設定ファイルに記載する解像度にデータを得る
設定ファイルに記載する解像度の情報は、BASE64形式なので以下のコマンドで設定ファイルに記載する解像度データを得ます。
$ printf ‘%08x%08×00000001\n’ $((1920)) $((1200)) | xxd -r -p | base64
AAAHgAAABLAAAAAB
$ printf ‘%08x%08×00000001\n’ $((1680)) $((1050)) | xxd -r -p | base64
AAAGkAAABBoAAAAB
設定ファイルに記載
設定ファイルの下の方にある<array>タグのところにBASE64形式の解像度データを記載します。
$ sudo vim /Library/Displays/Contents/Resources/Overrides/DisplayVendorID-610/DisplayProductID-a01b
:
<array>
<data>AAAEgAAAAtAAAAAB</data>
<data>AAAEAAAAAwAAAAAB</data>
<data>AAAEAAAAAoAAAAAB</data>
<data>AAAFAAAAAyAAAAAB</data>
<data>AAADIAAAAlgAAAAB</data>
<data>AAADIAAAAfQAAAAB</data>
<data>AAACgAAAAeAAAAAB</data>
<data>AAAC0AAAAeAAAAAB</data>
<data>AAAHgAAABLAAAAAB</data> ←追加(1920 x 1200用)
<data>AAAGkAAABBoAAAAB</data> ←追加(1680 x 1050用)
</array>
:
解像度の設定
ここまでの作業が終わったらmacを再起動し、システム環境設定のディスプレイからoptionキーを押しながら変更を選択すると追加した1920×1200と1680×1050の解像度が表示されるので好きな方を選択し解像度を変更する。
以上で終了となります。個人的には1920 x 1200ではちょっと文字が小さく読めないことはないですが、文字が小さすぎるので1680 x 1050がおすすめです。
Mac AppStoreにある、EasyResというアプリをインストールすることで、画面上部のメニューから解像度の変更が簡単にできるのでおすすめです。
EasyRes(ユーティリティ)
https://apps.apple.com/jp/app/easyres/id688211836?mt=12